葬儀・供養・法要

葬儀

法華宗(本門流)の葬儀は亡くなられた方に対してすべてのお経の中で最もありがたい法華経を読み、全ての功徳を納めているお題目をお唱えします。 亡くなられた方を霊山浄山(りょうざんじょうど)へ引き導く為に日蓮大聖人が法華経を解釈したお言葉(引導文、いんどうもん)を読み聞かせます。そうすることで生前の苦悩が取り除かれ安心して成仏が出来るのです。 残された近親者は亡くなられた方の成仏を願い、法華経のお題目をお唱えして感謝の気持ちを捧げることが大切です。

供養

人は皆ひとりでは生きられません。大宇宙、大自然の中で様々な恩恵を受けて生かされているのです。
人間ばかりでなく動植物、あらゆるものに命が宿っているのです。そして、今を生きる私達の命も両親から、そしてたくさんの御先祖様から受けついできた命です。十代さか上ると1024人の御先祖様がいらっしゃいます。その恩を知り、恩に報いる「こころ」のあらわれ、生かされていることへの感謝の心が「供養」です。「いのち」の尊さを考える大切な行いです。家族が仲良く亡き父母、御先祖様をしのび家族で法華経のお題目をお唱えすることが何より最高の供養です。お題目の功徳は亡き方への喜びとなり、家族の平穏、子孫の繁栄とつながります。

臨終を迎えた霊魂は・・・

仏教では、人間の生死が連続しているととらえて四有(しう)を考えます。
1.生有(しょうう) 母胎に宿らんとする瞬間
2.本有(ほんぬ) 生まれてから死ぬまでの生涯
3.死有(しう) 死んで次の中有に移る一瞬
4.中有(ちゅうう) 死んで次の生有に移るまでの期間
中有を中陰といい、人によって異なりますがその最大期間が四十九日とされ、満中陰といい死者の行く先が決定されるのです。
中国では人が亡くなると七日(なのか)七日(なのか)に通る道があり、生前の行いが写し出され裁きがあるとされていました。
その裁きを受ける日に合わせ七日(なのか)ごとに供養をほどこすのは裁きを受けている死者に少しでも善業を追加し(追善供養)死有に到るまで積んだ悪「業」の消滅を願い、生有への道はやからんことを祈念する為です。
「業」とは、サンスクリット語で「カルマ」行為を示します。
仏教で言う因縁因果、行いの原因、行いの結果です。
「身(しん)」・「口(く)」・「意(い)」の三業といい、体と言葉と心はひとつで行為と結びついてゆくことを説いています。

年忌法要

年忌は命日(亡くなられた日)より一年目(翌年)を一周忌、二年目を三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と亡くなった年を加えて数えます。
年忌法要は御先祖様への感謝(報恩)の法要です。
御先祖様へのお題目による供養は最高の親孝行です。

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